昨今の葬儀は、軽く明るく深い

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昨今の葬儀は、軽く明るく深い

葬友社のコラム

2017/08/06 昨今の葬儀は、軽く明るく深い

先月末、一人暮らしの80代男性の方より、お葬儀の事前相談をお受けしました。

お盆に兄弟で集まる場で、「自分のお葬式について弟と詰めた話がしたい」

とのご要望でしたので、対応させていただきました。

 

具体的には、どのようなお葬儀の形をとるか?費用はどの位かかるのか?

葬儀の場所はどこなのか?おおまかな流れはどうなのか?などをご説明いたしました。

 

ご希望は、見送ってもらう人もあまりおらず、弟夫婦だけの可能性もあり、

あまり負担も掛けたくないとの事で、直葬をお考えでした。

 

費用については、ホームページに記載されている「定額16万円直葬プラン」にされ、

場所は、その時に相談させていただく事となりました。

 

おおまかな流れは、病院で亡くなった場合と自宅で亡くなった場合の2つのパターンを

ご説明いたしました。

 

以前にも、事前に相談をいただき、実際お葬儀をさせていただいた事がございますが、

事前相談のあと、ご本人様の生い立ちや日頃の生活の雑談をお聞きしておりますと、

やはり、ご縁があった人の葬儀をさせていただくのは、複雑な感情が湧いてきます。

 

それでなくても、年々齢を重ねると涙腺がゆるくなりがちで、些細なことで涙が溢れそうになるので、

この方のお葬儀の時には、プロらしく感情を抑えてお送りすることができるのか?と不安になります。

しかし同時に、葬儀という人生最後イベントに、私を選んで頂いたというよろこびと責任感も湧いてきます。

 

また、事前に相談に来られる方々に共通して感じることは、自分の死を受け入れておられるように思います。

そのお話しぶりからは、毎日の朝食を食べるような感覚で「自分の死」を捉えておられる感じがします。

 

長寿の社会となり、「自分の死」を見つめる時間が長くなり、

「自分の死」の概念も「重く暗い」ものから「軽く明るい」ものに変化しているような気がします。

ただ、「死」に対する他人からの「深み」に変化はなく、現代の葬儀は「軽く明るく」しかし「深い」ものへと変わってきているように思います。

 

あまり、葬儀を表す言葉として適切ではないかもしれませんが、

昨今の葬儀の簡素化も、この様な概念が広まりつつあることが、要因の1つではないかと思います。

 

 

 

 

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